色に出でにけり わが恋は


トンデモナイバカゲーを萌えジャンルとして売り出してしまったことが多数のブランドファンの悲しみを生んだのだろうと思います。バカゲーと割り切れば結構たのしめます。

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主人公とお嬢様が同棲し、お嬢様や幼馴染といちゃいちゃするよくあるげーむです。

【シナリオ面】
某大賞としてのネームバリューが強すぎて、悪い点は粗方洗い出されているように思います。
チャンバラでワイワイやるのはそれほど不快感はありませんでした。むしろほんわかとした雰囲気を想起させてくれましょう。
小学生が喜ぶような露骨な下ネタで固めて萌えゲーと呼べるかと言われれば、否でしょう。
作中9月が終わる頃までは梨桜と小町との濃い絡みを中心に仲を深めていきます。テンポは悪いながらも独特の雰囲気に身を任せ悪くないいじゃないかと思うわけですよ。
そこに唐突なボッキンボッキンスティックからの、迷言「前後おおおおん」前後左右、くるくるうううん 実際あれだけネタをかまされると笑ってしまいます。クネクネダンスは個別に入っても続きます。脈絡がなさ過ぎますね…


桔梗が作中なぜかチャンバラでナーバスになっているのですが、シリアスさが一向に感じられませんでした。シナリオの前後を取り巻くバカゲーっぽさに巻き込まれたのも大きな要因でしょうが、如何せん登場回数の少なさ故にシリアスを描き切れなかったライターの力不足でしょう。

加えて学園祭なんかのイベントを簡潔に(簡潔すぎる)済ましてしまったことが反感を集めた気がします。こういうイベントって特定ヒロインといちゃいちゃして恋愛感情を育むのがベタじゃないですか。

↑数クリックで終了しましたからね…

【キャラクター】
良くも悪くもぶっ飛んだヒロインが日常を彩ってくれます。
梨桜…純情なチャンバラ少女・・・のはずが主人公の度重なるセクハラにより変態の才能が開花した。「エッチな梨桜」モードに入ると語尾が崩壊する。なんなんだこれ。主人公のセクハラ被害をモロに被ってるのがこの子。かといって迷惑そうな感じではなく、いじられつつも受け入れているいじられキャラという印象を抱いてしまう。ただでさえ登場回数が多いのに、小学生のエロネタを延々とかます&謎の踊りを事あるごとに披露してくれるせいでセンスの悪いバカゲーという印象が染み付いてしまう。

桔梗…メインヒロインとは思えないキャラの薄さ。梨桜とのチャンバラ対決で以外はまともに出番が無かった気がする。打ち合いのことになると急にナーバスになり豹変するのだが、なぜその心情に至ったのかの説明が一切なされておらず、意味がわからない。個別ルートが申し訳程度に長く、萌えゲーらしくイチャイチャしている。

小町…桔梗の枠を完全に食う形で梨桜と二大ヒロインを演じている。しょうがないね、共通ででてくるのほとんど梨桜と小町だもの…。説明しよう!の説明コーナーに大体いる。隠れ巨乳幼馴染属性ということで、プレイヤーをくすぐるものはあるかもしれない。

美苑…サブの中ではそこそこ出番がある、面白毒舌メイドさん。個別に入るまではよかったのだが、酔っぱらって主人公を押し倒して逆レイプ&一発で命中して妊娠、出産というトンデモ展開を見せてくれる。しかも妊娠中の描写はゼロに等しく、「逆レイプされてしまった」→「実は命中してしまったのだ(出産直前)、破水するも異常に冷静な美苑」→エンドロール→「子供をあやす主人公、なし崩し的に美苑と2人目を作るえっち」と余韻もクソもない。キャラが魅力的なだけに、どうしてこうなってしまった感がやばい。

柚菜…体調が壊れているのか頻繁に吐血して朋音に運ばれる謎キャラ。ペンギンに異常なこだわりを持つ。個別では唐突に主人公と幼馴染であり、主人公のことが好きで思いを伝えられずにいたという急展開に持ち込まれる。共通では幼馴染なんて話一度も出なかった気がする。激寒なギャグセンスでボケ倒し、主人公をも凍り付かせる結構やばい女の子。プレイヤーによっては強い拒絶反応を起こすであろうことは間違いない。オークさんは逆にこういう子が好きです。

(Ⓒういんどみる 2010-)
【絵・演出】
絵はいつものういんどみると評される可愛らしさ。すごく特徴的な絵ですが、どこか惹かれるものがありますね。キャラがちょこまかと動き、表情もコロコロ変わるのでほっこりしますね。萌えゲーらしい良さが出ています。
えっちしーんは無駄に凝っており、えちいです。主人公は結構ぶっかけへのこだわりが強いのですが、ぶっかけ痕がしっかり残ったままえっちしてくれているのでぐっどです。拭かせなかったり結構支配気質。
【音楽】
♪「色に出でりけり わが恋は」の転調っていうんですかね。かっこよすぎます。Vo.烈火女史ということでハズレないですね。OPで期待しちゃいますよね。どうしてこうなった。
BGMも無駄に凝っています。
【まとめ】
100以上の選択肢によるテンポの阻害も間違いないのですが、萌えゲー恋愛ゲーというには薄すぎるとってつけたイチャラブ、バカゲーとして売り出したほうが潔いヒロイン勢の壊れっぷり、主人公の不愉快さがやはり問題だったように思います。ボテ腹スキーのオークさんとしては妊娠中の主人公の葛藤やヒロインの心情変化が皆無であったことがひどく残念です。ボテえっちもないしな… 
絵が良くて、声優陣も豪華でシナリオが凡庸なら光るところはあるよなあってよくある作品で終わったと思うんです。キャラ崩壊に近いですからねこれ… 怒涛の下ネタで中終盤を引っ張って行っているのでバカゲーとしかとらえようがないと思います。タイトルで和風な、雅な恋愛観を醸し出すと思うじゃないですか。お嬢様キャラのはずの梨桜ですら下品な振る舞い連発ですもん。タイトル詐欺も甚だしいです。


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ミュルミナ

エルフの森のオークさんです。 シミュレーション系やRPG系を好みます。変身ヒロインモノに目がない。抜きゲーや同人ゲーも好みます。

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