双子座のパラドクス


フォロワーさんがおすすめしてたんで購入、プレイしてみ申した。SF時空間漂流モノ。
基軸の設定はとてもうまく練られています。が、あちこち色んなダメ要素が邪魔しており進行を阻害されるように感じます。


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【あらすじ】

双子の兄弟総一と総二が主人公です。総二や大多数のヒロインが放課後学校に居残っており、地面から放たれた雷撃とともに校舎ごと謎の時空間に飛ばされたところからお話が始まります。

【シナリオ】
ネタバレしてます。

同一の時空間に同一人物が2人以上存在できる、という前提条件でこの物語はなりたっています。実際にはパラドクスが生じるわけですが(というか既に生じている)、その上でお話が展開されているため、これ以上設定に突っ込む必要はないかなと思います。現実にはありえませんが、「そういうもんだ」として読んでいきます。
色んなSFの設定を持ち込んでいますが大きな破綻はないと思われます。魂復活のところを除いて。
で、半自動フローチャート形式でお話が進んでいくのですが、フローチャートを意識しすぎた結果一つ一つの話がぶつ切りになってしまい、視点移動が多すぎて読みづらいです。結局エンディングは一つで、ご都合主義の連発でハッピーエンドに帰着するんですが。時空間に捉われて消え去ったハズの魂が復活していたり無茶苦茶でした。「力が…欲しいか?」ってこのシリアスを演出するシナリオにギャグパロを持ち込まないでほしい。
大きなフローチャートツリーの中に夏月ルート(学園闘争)、蒼ルート(時空漂流)、テスラルート(過去)、春月ルート(現実世界)が組み込まれているのですが、蒼ルート以外面白くなかったです。夏月ルートは黒幕が出オチすぎてなんだかなあという印象が拭えないでいました。総二はカッコいいんですけどね。
蒼ルートは非常にうまく作られています。シリアス演出も上手いです。総二の良さが光っています。
過去編ですが、いきなり知らないおっさんが出てきて話が進み、なんじゃこりゃあと混乱してしまいました。話に抑揚がなく終始つまらないです。舞台裏設定はここに重きが置かれているんですが、このやっつけ具合ではせっかくの高級食材が雑に調理されただけになってしまったようにしか感じられず。もっと引き込むお話にできなかったのか。
春月ルートですが、お話を通して総二に比べて総一の魅力の薄さが際立ってしまいます。振り返ると異能力面でも総二に美味しいところ総取りされているので仕方ないんですが… ダブル主人公にありがちな、主人公格差をモロに受けている印象です。
ハッピーエンドで締めくくるのは良いと思います。ここまでご都合主義で引っ張ってきてくれたのでもう大団円で良いと思います。
【演出】
微グロ注意です。概ね満足なのですが、おっぱいエフェクトに何の意味があったのかはよくわかっていません。
【えちしーん】
おしっこシーンを挿入する拘りが見られましたね。メインヒロイン全員おしっこ。
どの層に向けたサービスなのかわからず、このメーカーさんの家芸なのかと勘繰ってしまいました。
【声】
総二がパートボイスなだけであとはフルボイスです。聡一だけフルボイスにした意図とは…
蒼と夏月の配役がピッタリでしたね。
【音楽】
オークさんデンカレ好きなので、OP曲に大満足しております。
OPムービーも雰囲気買にかなり役立っていますね。影絵ダンスかっこいいー。
【まとめ】
どうしても過去編で「んん??」と立ち止ってしまうと思うのです。
全体を通して、平行世界の演出、という点ではとても良くできた作品だと思います。学園闘争編とか、もう少し捻って魅力的な話にしてくれたらなあという惜しさが残りますね。


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ミュルミナ

エルフの森のオークさんです。 シミュレーション系やRPG系を好みます。変身ヒロインモノに目がない。抜きゲーや同人ゲーも好みます。

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