新世黙示録-Death March-


長年積んでいたチーズをやっとクリアしました。特装版の分厚い設定資料集は分厚いだけあり面白いので、ゲームよりこちらを読んでいた方が楽しいかもしれません。

良いところを探して書きたいですが、・・・

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【シナリオ】

何故これほどまでに叩かれるかですが、言わずもがな多くのダメなポイントがありました。プロローグの段階からプレイヤー置いてけぼりで話が進行しています。やたらと現代社会を糾弾する斜に構えた主人公。そのくせ交通規範は完全無視の強気っぷり。この時点で嫌な予感がします。

名イベント「チーズ」の前座、学園パートでは「これ(こんな)」「それ(そんな)」「あれ(あんな)」代名詞の異常な多用で読んでるプレイヤーも「???」となるはず。クソ長いし本編に関わりないのでスキップで良いと思います。どうでも良い日常を延々と綴り、怒涛のシリアスに持ち込みます。平和な日常とシリアスの対比を描写したかったのだと思いますが、蛇足です。

○名イベント「チーズ買ってきて」

帰宅、母親にチーズ買ってきてと頼まれる→エレベーターで大けがをしたオジサンに遭遇→介抱もせず自転車を探す→自転車はパンクさせられていた→異様な雰囲気の中、道中事件に巻き込まれながらも歩いてチーズを買いにコンビニへ

ここでの妹の支離滅裂な捲し立てにオークさんも思わず(;’∀’)…??

実際にプレイしてみると話の繋がりの無さにびっくりすると思います。気になった方はネットの海に動画が落ちているので探せば見つかると思います。

ゾンビ気持ち悪いよお・・・

○ゾンビ突入

ここから一気にシリアスぶちこみます。グロすぎてお腹いっぱいです。3Dゾンビがやたらとリアルです。○イオ○ザードかい。団地からの脱出劇でRPG面がスタートしますが、この操作性の悪さに早くも嫌な予感を覚えます。背面カメラがうまく機能していないのです。

○病院編→洞窟

ここでようやくゾンビの謎が明らかにされます。院長は悪役らしい悪役を演じてくれていてなかなか好感が持てました。ここを過ぎると漸くゾンビの話に一区切りが付き超状体なる新たな敵集団が現れます。おどろおどろしい雰囲気からやっと解放されるのと、少しずつ文章が読みやすくなってくる(○ガテンシナリオ担当の某氏のシナリオが組み込まれているようです)ので良きかな、と思われますがやっぱり超展開とプレイヤー置き去りは相変わらずで噂に違わぬクソゲーっぷりを見せつけてくれます。

イブキがひたすらに正体と思惑を隠しながら主人公たちと行動するのですが、それに納得してしまっている彼らもだめでしょう。

○研究所→ループ

姉ルートを攻略しましたが、こちらは院長の暴走が見られます。院長を葬ると、逆上した親友が妹を刺してしまいます。ここの迫力あるシーンがチーズ唯一にして一番の見所だと思います。傷心の主人公は姉と唐突にえちちして、姉の後を追って投身する。

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全てがなかったことになり、ゾンビが日常的に闊歩する世界に主人公は目覚める。ループの原因は結局神ですらわからないということであり、主人公はループ世界の仲間らに前の世界の話をぶつけるが何一つ解決せず、頭がおかしくなったのかと心配されてしまう。イブキの裏切りや突発行動の謎も明かされず、「精神に異常のあるヒロイン」としか記憶に残らない。団地の風景などに主人公はデジャヴを重ね合わせるのだが、まるで噛み合わないループ世界の設定に意識がいってしまいプレイヤーはそれどころではないはず。

ひたすら蛇足に続くアンドヴァリミッションにイライラさせられることは間違いない。

○剣ロスト

誰得イベント。シナリオに従って今まで育てた剣を全てロストします。回収はできるのですが、イラッとして投げようかと思いました。

○3剣合刃→ラスト

剣のお話なので、最後強い剣を3つ集めて合成してラスボスやっつけます。

RPG面に言及してしまうのですが、今まで剣を必死に集めて強化してきたのにラスボスにはこのイベントで手に入る合刃剣でしかダメージが通りません。剣を集めて育てよう!のコンセプトが崩壊しています。おまけに有名なアマテラセックス、今までのやってきたこと全部ブン投げて神になってゲームエンドと嘲笑を買うのに事欠きません。

【RPGパート】

RPGパートに関するコンフィグ、ほぼいじれません・・・

戦闘速度や背面カメラの微調整をすることは不可能です。今時こんな雑なのある・・・?

ctrlキー無しではひたすらもっさり戦闘が進行します。剣をいちいち選択して敵までドラッグしないとコマンド入力したことにならず、決定ボタンを押さないとターンが進行しません。

オート戦闘が無いとただの苦行です。オート+ctrlで戦闘全スキップできますが、戦略RPGとは一体なんだったのか。

ドロップした剣を集めて強化、合成していくシステムで属性防御や特殊行動、能動/受動回復なども全て剣のスキル・パラメータを参照します。強い剣を装備するだけで、同時に属性防御力も強化される仕様です。

せっかく集めて変容させた剣も、2つ3つくらい次のエリアに進むと簡単にドロップします。つまり、かなり無駄作業です。どうせ強化したところでいずれ強い剣と交代しますし、剣の経験値餌にしかならないのが・・・ (wikiで10%程度と検証されている)合成事故が頻繁に起こります。合成事故が起こると剣が飛躍的にランクアップする他、ランク0のゼロ剣が入手できることがあります。これを変容合成に混ぜると序盤からいきなりランク1桁級の剣が手に入ってしまい(例えばランク28の剣と28の剣を合わせると26の剣が出来るのですが、ゼロ剣と合わせるとランク7か8くらいの剣になります)、一気に作業ゲーと化します。かといってゼロ剣縛りするとひたすら合成変容を繰り返す羽目になるので、ゲー務と揶揄される訳も納得ですね。

101本の剣のデザインは凡そ50人の絵師さんに依頼したそうですが…絵師さんも泣いているのでは。敵グラフィックでおおこれはと思うのはゾンビのみで、超状体はやっつけみたいなのもいます。おまけに色を変えて使いまわし・・・・

街や洞窟のグラフィックも色を変えるだけの使いまわし・・・ アルラウネの洞窟は背面カメラのクソさもあり非常に視認性が悪く、ドロップ稼ぎにもってこいの場所なのにプレイしていてイライラが募ります。

執拗なまでのエンカウント率。一部のダンジョンで異常なエンカウント率に見舞われます。快適に探索することすら許されないのか・・・

序盤の団地でのあまりの操作性の悪さに投げたプレイヤーも多数いそうですが、これが延々と続くので正解だったのかもしれません。どこかの記事を見かけて納得しましたが剣が擬人化するとかだともう少しファンが増えたのかもしれません。

【キャラクター】

知空・・・知能空っぽと揶揄されるのも仕方ない、あまりの支離滅裂な行動と言動に始終プレイヤーは引きずり回されます。数クリック後に言ってることとやってることが真逆なんてしょっちゅうです。主人公が不快だとシナリオゲーとしては非常に苦しくなります。

鈴珠・・・無能主人公にキレてかかる困ったちゃん。ゲームのイライラ要素セカンドです。

ロキ・・・キ○ガイ。不快です。ゲームのイライラ要素サードです。

【声・音楽】

声とBGMだけは概ね問題ないのですが、妹の声だけやたらと耳につきました。声の人が、というより喋らされる文章に原因がありますよね。登場機会も多いのでなかなか苦しかったです。

音楽と資料集だけは良作なので、この為に購入したと思えば・・・

【えちしーん】

そこでえちしーんを挿入するなよと突っ込みたくなるシーンばかりでした。シリアスなシーンでいきなり主人公を呼び出してえっちをおっぱじめます。もうね・・・

極め付けのアマテラセックスがこのゲームのえちち要素を台無しにしてくれました。

メイン絵師もパケ絵のみでほとんど参加してないらしく原画名義詐欺に近いです。

【まとめ】

世界観が壮大なのに味付けの仕方を間違えてしまうとこうも・・・という良い例です。

スペシャルパッケージが今では200~300円くらいで購入できるので、設定資料ブック目当てで購入するのもアリだと思います。パッチは当てた方が良いですが、一応最後まで問題なくクリアは出来るのでクソゲーマイスターの方は是非。読後感は何も残りません。有名ライターを起用しながらも内容をほとんどボツにして無茶苦茶な筋書きに書き換えたり、3Dゲーの悪いところが集積していたりと話題に事欠かないゲームでありましたが、実際プレイしてみて「うんこりゃ仕方ないよ」と。

外枠は良いゲームなのでリメイクすれば面白いゲームになると思います。残念ながらこのままでは面白いゲームとは到底言えません。

文字通りデスマーチとなってしまったのはプレイヤーの屍でありましょう。


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ミュルミナ

エルフの森のオークさんです。 シミュレーション系やRPG系を好みます。変身ヒロインモノに目がない。抜きゲーや同人ゲーも好みます。

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