ランスシリーズのはみ出し話です。リズナとコパンドンとの出会いがこの作品になります。
RPGですが探索パートは完全運ゲー、戦闘も8割運ゲーなのでイライラするひとはプレイしないほうが良いと思います。やり込み要素は少なめ。
鬼畜王を除くとナンバリングでは7作品目です。(⇒これの続編がゼス崩壊)
ランスシリーズ完結作感想はこちら
【あらすじ】
遊びまくって生活資金が無くなったランスは奴隷のシィル、ペットのあてな2号を連れていやいやながらも冒険の仕事をしていた。
が、迷宮の中で迷子になってしまう、出口は見つからない…。
苦労の末たどり着いたのは、妖怪がうろうろしている不思議な城だった。
・・・玄武城にとらわれたリズナを助け出すお話です。
【システム面】
公式サイトのシステム面紹介を読むとだいたいわかります。
おおまかに紹介しておくと。
RPGの面倒なフィールド歩行探索をほぼまるごと削ってくれています。ルーレットで行動が決まります。うまく止まらないと一向にメインイベントが進みません(同じステージに長居しているとイベントマスが増えていくのであんまり心配はいりません)。
戦闘はこのようにターン開始毎にサイコロが振られ、敵味方全員が出た目の行動をとります。目の行動と味方の並びはキャンプで並び替えができます。ボスによって必殺技の出る目は違うため、予め対抗できる技を同じ目にセットしておくと必殺技前に防御強化したり回復したりできます。手順を踏まないとだめですが女の子モンスターも仲間にできます。
ゲーム中特定の目が出やすくなるアイテムもあるのでうまく集められればボス攻略が簡単になったりします。確率のいじりようはあるので、諦めずに・・・。
【キャラクター】
・ランスくん
変に拘らず戦士として育てましょう。魔法素質が低く育てても使い物にならず、ハニー等魔法耐性の高い敵に当たると詰みかねません。
・シィル
新たに仲間になる美女に嫉妬するシィルが見られます。かわいいですね。
・リズナ
性奴隷として調教された過去を明かされます。淫乱体質なのはそのためですね。カワ(・∀・)イイ!! 圧倒的な魔法防御力を持ち、全体物理攻撃できるのでつええです。
・バードくん
最高級に扱いが雑です。最終章でひどい目にあわされます。
・悪魔フェリス
こき使われダウンしてしまいます。ランス君鬼畜ですね。
【絵】
シリーズ本作からオリオンさんがメインで原画担当します。癖はあるものの可愛らしく描いてくれています。
古いので抜けるかというと微妙ですが、3P4Pシチュエーションが好みの方はそこそこ満足できるのではないでしょうか。
【声】
…ほしいですねえ。
【音楽】
名作曲家Shadeさんの遊び心溢れるBGMがそろっています。
ダンジョンBGM「Japanese Beat」みたいなラップ調の曲ってなかなかエロゲで聴けません。これを自然に取り入れる作曲レベルの高さが伺えます。
「キャンプ」のゲップ音は違和感があり不評みたいですが笑 オークさん的には好みでした。
リズナのテーマ曲は和を感じさせる心地よさがありました。
ランス君やレベル神、ハニーのテーマはシリーズ作品をプレイされてる方にはお馴染みですね。
ランスシリーズはリメイク03以外声あてが無い分、音楽で楽しませてくれるのでここは安心して良いと思います。
【まとめ】
オークさんは01、03、5D、ゼス、戦国、クエスト(とマグナム)、ヘルマン、決戦をプレイしているのですが5Dはとりわけ特殊なゲームになっています。レベル上げは大事ですが(時間制限もあるので)ひたすら上げれば良いわけでもなく、変な育て方していると詰みかねないので不親切な面もあります。思うように進行せずイライラするひとは購入を控えた方が良いと思います。リズナやコパンドンとの邂逅という補完作品みたいな位置づけですし…
5Dの「D」はTADAさん曰く3作品頓挫したあとの4作品目という意味合いが込められているみたいで。ゼス、戦国をプレイ済のプレイヤーならばこの作品をプレイすることで感慨深い気持ちに浸れるかもしれません(もちろん5D⇒ゼス⇒戦国とプレイするのもあり)
シリーズ未プレイならば他のナンバリング作品から入った方が良いかなーとも思います(変な先入観を持ってしまうかもだし)
パッケージで2500円くらい、DL版だと1500円くらいで買える廉価作品ながら、少ないボリュームに色んな要素が詰め込まれたスルメゲーと評価しています。やりこみ要素少ないので1周2周で満足ですが。コツを掴んだ頃にゲームクリアが訪れてしまう短さが悲しい。
フルプライスでもこのボリュームより少なく、雑で酷いRPGなんてごまんとありますし、ここは流石良心的な老舗だと思いませんか。
ミュルミナ
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