北欧神話をオマージュしたライトな寝取りゲーです。
シナリオはザ・抜きゲーって感じですが一応無理やりまとめてます。古いながら絵が綺麗なので、抜きゲーとしてそれなりに機能してくれます。
【あらすじ】
北の果ての港町「グラドヘイム」にて、ひとりの青年が長い昏睡から目覚めた。
青年は、アーネという名のひとり暮らしの女性のもとで看護されていた。青年にはいままでの記憶がなく、アーネによって「ラルス」と名づけられる。
ラルスはある日、この地に潜伏している魔狼「フェンリル」を捜しているという英雄神ヴィーザルと出会う。
ヴィーザルは無慈悲な神であり、数日以内にフェンリルが見つからなければ、グラドヘイムの町ごと焼き滅ぼすと宣言する。
その計画に抗議したラルスは、ヴィーザルに完膚なきまでに叩きのめされてしまう。
武力では、ヴィーザルにはとても敵わないと考えたラルスは、ヴィーザルの率いる三人の女神に接近し、慈悲を求める。
冷酷非情な戦女神スクルド、無愛想な雷神トール、ヴィーザルを心底から尊敬しているヴェルダンディ――
女神たちは、それぞれが強い個性の持ち主であり、一筋縄ではいかない。
それでもラルスは、恩人であるアーネと、グラドヘイムを守るべく、女神たちに懸命にアプローチしていく。
果たして、ラルスは町を守ることができるのだろうか!?(げっちゅ屋さん紹介より引用)
【シナリオ】
抜きゲーの割には丁寧なシナリオです。主人公が妙にカッコよくて「おおっ」と驚く。
結構初期で気付きますが主人公=フェンリルです。フェンリルの恐ろしさ・力強さが作中で何度も語られますが、TRUEエンドでフェンリルとして戦えてもあんまり強くないです。ガッカリ感がおおきいですね。シリアス感を醸し出しつつあんまりシリアスしてないので軽く読めます。
女神たちが口説き落とされるまでがえらく早いです。即堕ちです。抜きゲーだから許されるやっつけシナリオであり、NTR純愛路線のシナリオゲーでこれをやると怒られると思います。寝取りを強調してますがそれほどヴィーゼルが苦しんでる描写はなく、凌辱しーんもライトなものです。
【システム面】
ちょっと我慢ならないのが会話の文字のフォントです。めちゃくちゃ見ずらいので、目が疲れてしまいます。フォントぐらいどうにかならんのかい。
【キャラクター】
・主人公
カッコいいセリフ
「協調のための勇気を持つ気がないというのなら、神様だろうとなんだろうと人間以下だぞ?…あんたはそれで納得できるのか?知性のあるものなら、知性の戦場で戦え!それが人間であることの証明だ。」
BADエンドでの負け犬化に笑ってしまいます。
・トール
強いです。可愛いです。嫁にしたい。
・アーネ
お股が緩いお姉さん。主人公を拾ってきた。
【音楽・声など】
OPムービーはあんまり好きくなかったです。主題歌自体は良かったです。それよりか『Wake Up!Wake Up!』の方が癒されます。
スクルドの声のひとはあんまり好きじゃなかったです。「くっ殺せ…」系の声で当てて欲しかったです。いやこれはオークさん個人の好みですが。
トールの声の配役はよかったと思います。
【絵】
特徴的ながら原画は丁寧で綺麗です。髪の塗分けは稚拙なところがありちょっと不満に思う人がでるかも。
抜きゲーとしてのクオリティは十分にあります。
BADエンドの挿絵とかも気合はいっていて満足のものでしたね。
【まとめ】
あまり期待せずにプレイしてみると意外とハマるかも。シナリオの長さもちょうど良いので、シナリオを楽しみつつ抜きゲーがやりたい方にお勧め。絵はどうしても古臭さが出るので受け付けるしとだけで。
タイトルから寝取りゲーを予想しますが、ほぼその要素は無く和姦に近いので属性持ちの方はお気をつけて。
ミュルミナ
最新記事 by ミュルミナ (全て見る)
- 穢翼のユースティア - 1月 22, 2020
- 恋ではなく -It’s not love, but so where near. - 12月 8, 2019
- 機械仕掛けのイヴ Dea Ex Machina - 12月 7, 2019