シークレットゲーム -KILLER QUEEN-


バトルロワイヤル、サスペンスADVです。同人作品として登場しその人気からコンシューマ進出、そして18禁エロゲとして逆輸入された本作。各章のネタバレを書きます。酷評も多いですが、個人的には良作。

 

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【雑解】

何者かに誘拐された13人のキャラクターが、閉鎖空間内で生き残りをかけた殺し合いをさせられるという、“デスゲームもの”の作品。制限時間は73時間。制限時間内に、配布されたPDAのクリア条件を満たし取り付けられた首輪を外さなければならない。

1. 参加者には特別製の首輪が付けられている。
 それぞれのPDAに書かれた状態で首輪のコネクタにPDAを読み込ませれば外す事ができる。
 条件を満たさない状況でPDAを読み込ませると首輪が作動し、15秒間警告を発した後、建物の警備システムと連携して着用者を殺す。 一度作動した首輪を止める方法は存在しない。
2. 参加者には1~9のルールが4つずつ教えられる。
 各々に与えられる情報はルール1と2と、残りの3 – 9から2つずつ。 およそ5、6人でルールを持ち寄れば全てのルールが判明する。
3. PDAは全部で13台存在する。13台にはそれぞれ異なる解除条件が書き込まれており、ゲーム開始時に参加者に1台ずつ配られている。この時のPDAに書かれているものが、ルール1で言う条件にあたる。
他人のカードを奪っても良いが、そのカードに書かれた条件で首輪を外すのは不可能で、読み込ませると首輪が作動し着用者は死ぬ。あくまで初期に配布されたもので実行されなければならない。
4. 最初に配られる通常の13台のPDAに加えて1台ジョーカーが存在している。これは、通常のPDAとは別に、参加者のうち1名にランダムに配布される。 ジョーカーはいわゆるワイルドカードで、トランプのカードをほかの13種のカード全てとそっくりに偽装する機能を持っている。 制限時間などは無く、何度でも別のカードに変えることが可能だが、一度使うと1時間絵柄を変えることができない。 さらにこのPDAでコネクトして判定をすり抜けることはできず、また、解除条件にPDAの収集や破壊があった場合にもこのPDAでは条件を満たすことができない。
5. 侵入禁止エリアが存在する。初期では屋外のみ。進入禁止エリアに侵入すると首輪が警告を発し、その警告を無視すると首輪が作動し警備システムに殺される。 また、2日目になると侵入禁止エリアが1階から上のフロアに向かって広がり始め、最終的には館の全域が侵入禁止エリアとなる。(全6階建て)
6. 開始から3日間と1時間(73時間)が過ぎた時点で生存している人間を全て勝利者とし20億円の賞金を山分けする。
7. 指定された戦闘禁止エリアの中で誰かを攻撃した場合、首輪が作動する。
8. 開始から6時間以内は全域を戦闘禁止エリアとする。
9.各プレイヤーの条件は以下の通りである。
A QのPDAの所有者を殺害する。手段は問わない。
2 JOKERのPDAの破壊。このPDAのみ半径1m以内でJOKERの偽装機能は無効、初期化される。
3 3名以上の殺害。ただし首輪の作動は含まない。
4 自分以外の首輪を3つ取得する。首を切り取っても、解除条件を満たし外すのを待つのも良い。
5 館全域の24個のチェックポイントを全て通過する。特殊効果として地図上にポイントの表示がされる。
6 JOKERの偽装機能を5回以上使用。自分で使う必要も、近くで行う必要も無い。
7 開始から6時間目以降に全員と遭遇。死亡している場合は免除。
8 自分のPDAの半径5m以内でPDAを5個破壊する。6個以上破壊した場合は首輪が作動する。
9 自分以外の全参加者の死亡。手段は問わない。
10 首輪が5個作動すること。ただし2日と23時間より前に行うこと。
J 開始から24時間以上行動を共にした人間が2日と23時間時点で生存していること。
Q 2日と23時間の生存。
K PDAを5台以上収集する。手段は問わない。
JOKER A~KのPDAに偽装可能。1度機能を使用すると1時間は別の番号に変えられない。参加者の1名にランダムに配布。
 

同人作品未プレイ勢です。

舞台背景設定が非常に秀逸です。JOKERの存在が肝になるようなルール設定でありながらそれが実際に活かされていたのはEpisode2のラストぐらいでしたね。なんというか勿体ない・・・JOKERの所持者の駆け引きが描かれていればもっと面白みがあったに違いありません。

【音楽・効果】

OP・EDは游女氏のボーカルで固められており、同氏好きにはたまらないでしょう。♪『散って、咲いて。』の評価が高いようですがオークさんの好みは♪『シークレットゲーム』ですね。

演出についてですが、話の切り替わりで変な効果のラグがあってちょっとテンポロス。それ以外不満はありませんでした。

【CG・えっちしーん】

絵は良く言えば味がある、悪く言えば あ、うん・・な完成度です。

背景についても大体使いまわしで整合性大丈夫?と気になる場面もありました。

えっちしーんは完全にオマケとして考えた方が良いです。場面もめちゃくちゃなので・・・せめて後日談えっちにしてくれた方が。

【各章の感想】

Episode1

しっかりバトルロワイヤルしており、終始緊張感に満ちていました。様々な伏線を残しつつ締めくくるのが本章。

「QのPDAの所有者」という叙述トリックに上手くはまりました。良くできています。

精神がイカレてしまったかりんちゃんや麗佳。上手く描けています。

賛否両論あるストーリーですが、個人的には大満足。5つの章で一番引き込まれました。

(ⒸFLAT 2009-)

Episode2

手錠で繋がれた二人、麗佳の葛藤をうまく描いているのがこの章。手錠の効果を丁寧に使っています。シナリオの粗というか細かい指摘は抜きにして、サブキャラクターの行動が光りましたね。葉月パパイケメン。名しーんです。戦闘禁止区域のカラクリをうまく利用した手塚は流石悪役ポジ。自分はおバカなのでこのカラクリに気が付きませんでした。

首輪壊れたので主人公も生き延びてめでたしめでたしは流石にギャグですよね。

Episode3

選択肢で渚ルートとかりんルートへ分岐。後半へ進むにつれ緊張感がなくなってしまったのがマイナスポイント。2ルートともえっちしーんへの導入がギャグでしかなく。いらんやろこれ・・・

渚ルート。ゲームによっては参加者が親玉の存在に気付き参加者vs.ゲームマスターやvs.運営となりうるという説明を交えての駆け引きはなるほど納得のいくものでした。主人公の頭が一番よく回ったルートでもあります。でもえっちしーんはあかん。

かりんルート。ドア操作でかりんを分断して主人公死亡ENDについては最後まで上手くアイテムを使ったので評価しています。ちょっと泣いちゃいました。スマートガンのリアルさに。Ep2での主人公も死んでよかったのでは?感が否めませんが。

かりんルートのみライターが変更されておりキャラクターの心情描写や口調までおかしいなどと酷評が飛び交っていますが、オークさん的にはあまり気にならなかったですね。

Episode4

バトルロワイヤルでもなんでもない大団円ENDですね。ひたすらにダレたシナリオ展開、唐突過ぎる第三者の介入。意味不明でしたね。オークさん的には求めていたのはこれではない・・・・

不遇キャラの文香が大活躍だったり、一番強いのに不運キャラの高山が見せ場を作ってくれたりと部分的には評価できるのですが・・・

このゲーム自体をぶっ壊すためのシナリオであり、それはわかるんですが、わかるんですが、うーん・・・コレジャナイ。

【まとめ】

Ep1.2がとても良くて3はところどころ秀逸、4はうーん・・・という感想です。

個別でのエピソードの評価はまちまちになってしまいますが、5つ通しての登場人物の二面性については非常に印象に残る描写がなされていたように思います。

このげーむを評価する際に、お話を評価するというよりは、登場人物(とその心理描写)を評価する方向でいきますととてもポイントが高いのではないかと。

人間の心の弱さを推し量る作品としては秀逸なのではないかと思います。

主人公の死生観が他のゲームとは異なる味が出ていますが、これはライターさん特有のものみたいですね。

PS2版も未プレイなのですが、BETシステムとやらが本作では削除されてしまっているようなので、無理に本作を購入せず全年齢版でも良いのかなーと。えっちしーんはオマケだ、かりんルートが見たいという方はこちらを購入しましょう。

 


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ミュルミナ

エルフの森のオークさんです。 シミュレーション系やRPG系を好みます。変身ヒロインモノに目がない。抜きゲーや同人ゲーも好みます。