魔女道 ~あの散り際の美しさ~


『そらのいろ、みずのいろ』に代表される名絵師Tony氏と共に、三大不遇絵師とかいう悲しい二つ名を持つ佐野俊英氏原画の本作。絵は超一級品、遊び要素の拘りや特徴的なOPも素晴らしいのですがシナリオ・・・

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魔女道の舞台設定については公式サイトで詳しく語られているのでご参照ください。

【シナリオ】

共通ルートはややギャグ路線。結構楽しめました。

一応与えられた設定と伏線は投げずに回収しきっています。が。本作のシナリオの悪いところは個別ルートにありましょう。シナリオの流れは1日~9日目まで共通ルート。そこから分岐しますが個別はどれも3日間ほどで終わってしまいます。半分ぐらい同じ流れ汲んでるし。流し読みしてたら30分そこらで主題歌へ。ありえない短さです。余韻もクソもありません。

るるねたんとマリーさんの鬱残しENDは一応納得。ですが無理やり超特急で終わらせました感が半端ない・・・

これ個別ルートを丁寧に掘り下げて作っていたらもっと評価されていたはずなんですよね・・・ このブランドさんのシナリオの投げやりっぷりは有名なようで。画集なんて揶揄されてしまうのも納得せざるを得ない。

キャラに感情移入して楽しむなんてのは厳しいかなと思いますが、お話としての体裁は保っているので駄作とはいいがたい。

【CG・えっちしーん等】

稀代の絵師さんですので絵に関しては文句ないかなと思われます。カワイイ系ではなく、綺麗系・お姉さん系の絵です。顔のパーツだけでなく造形が綺麗なのでその点安心できると思います。絵技術が発達する前、2000年頃から既に一つのオリジナリティを築いているようで。でも氏の絵を見られるのはほとんどこのブランドだけなので、泣く泣くクソゲーを購入し画集として楽しむという先人が大多数の模様。

ムービーですがこのブランドさんは特に力を入れており、10年前の作品にも関わらず十分抜きゲーとしても機能しています。CG・ムービー数は少ないので満足度は低いかも。

おっぱい審査等独自の遊び要素を取り入れておりユーザーを楽しませようとする心意気は伝わってきます。いやもうこれならシナリオ度外視で抜きゲー特化にしてくれてよかったよね。某先輩の夢オチえっちとか誰得だよってなるからね・・・

シチュ重視なら使いづらいかも。

【音楽】

無駄にレベルが高いです。まず、のびやかに歌い上げるOPボーカル曲に騙されてしまうでしょう。BGMは曲数が少なく使いまわしがちですが、雰囲気を作るのには買ってくれています。

【ミニゲーム】

何度もやり直しさせられました。CGコンプにクリアが必須です( ;∀;)

結局飛距離を出すには初速、加速、重力軽減、空気抵抗軽減を一つずつ購入して加速状態で長く飛ぶのが大事でした。

【まとめ】

佐野画集として一作品プレイしてみる価値は十分あります。シナリオはちょっと物足りませんが楽しめます。意味ありげな設定・雰囲気を持たせながら泣かせるほど活かしきれていないのが惜しいですね。るるねルートの戦争ムービーとかおっこれは、と期待させておいてからの即ENDに持っていくやり方にはあまり感心しませんでした。なんちゃってシリアス止まりで、終着点をどこに持っていきたかったのか分かりづらいのが残念ポイント。お話自体はとっつきやすいので○です。

(ⒸG.J ? 2008-)

るるねたんが天使です。


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ミュルミナ

エルフの森のオークさんです。 シミュレーション系やRPG系を好みます。変身ヒロインモノに目がない。抜きゲーや同人ゲーも好みます。

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