死に逝く君、館に芽吹く憎悪


これはただのグロゲーではないぞ。

お久し振りです、オークさんです。

ただのグロゲーではないと聞いてプレイしてみたくなった本作。

そして涙無しではエンドを迎えられなかった。。。。。。

【あらすじ】

この世界に突如現れた『上位種族』

彼らは次元をワープし、そこにすむ生物を食い尽くし、また違う次元へと飛び立つ。

彼らは人間が魔法や超能力と称する能力を自在に、いとも簡単に操り、そして人間を嬲り殺し、食べてしまう。上位種族にとって人間は牛や豚のような食料でしかないのだ。

上位種族の襲来に人間は抵抗することすら出来ず、街は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄と化す。

上位種族に家族を奪われ、命からがら逃げ森を彷徨う少女『美亜』は、中年の上位種族が男女を嬲り殺し、肉を喰らう場面に遭遇する。背後から忍び寄り、持っていたナイフを上位種族の胸に突き刺すも、微塵も動じない。彼らは人間には殺せないのである。

しかし上位種族の男はナイフで肌を傷つけられ、憤慨する。そして、

「君の罪は、万死に値するよ・・・」

上位種族の男に不死の魔法を掛けられ、館に閉じ込められ、文字通り万死を経験するのである。

【シナリオ】

ただ猟奇的なシナリオでグロスキーを満足させるだけではない。

そこには生への執着があり、ドロドロと汚い憎悪があり、淡い恋慕があり、凄惨な裏切りがある。心を破壊されても美亜は死ぬことを許されない。何度も死に、時が過ぎやがて館に様々な人物が現れ、美亜の心情に変化を与える。その変化を上位種族の男が楽しむ。

ぶつ切りのようでいて一続きのシナリオには大きな意味がある。美亜が何度も惨殺されながらも、館で時を過ごしていくことには大きな意味が。。。

力のあるライターさんならではの業が光る作品だと思います。

【キャラクター】

美亜・・・主人公。上位種族の男の反感を買い、館に閉じ込められ、何度も惨殺されながらも不死の苦しみを味わう。

 

上位種族の男・・・上位種族は本来餌でしかない人間に、餌以上の興味を抱くことはない。しかし彼は変わり者で、美亜の心の揺れ動きに深く興味を持ち、退屈しのぎという理由だけで館で生かしている。

腐る男・・・腐っていく呪いを掛けられた男。館の調理配膳、掃除なんでもこなす。

【音周り】

主題歌を担当するのはデンカレ。楽曲はしっかりマッチしています。オークさんも大ファンです。

声。グロゲーですから、声優さんも絶叫絶叫で。大変ですよね・・・・・ 力の入った作品であると思います。

【CG】

オークさんはグロ全般苦手なのでよくわかりまてん。ですが美少女がこれでもかというほど凹されているシーンに興奮を覚える方は大満足間違いなし。もうお腹いっぱいです・・・・

【まとめ】

万死、は大きなキーワードです。

美亜は何度も同じような経験をし、館のベッドで目覚めますがこれは決してループものではありません。美亜は恐怖から記憶を喪失しながらも、少しずつ過去の経験を活かします。とある変化から物語は少しずつ動き出します。館に様々な少女が現れ、美亜と手を組みなんとか上位種族の男を倒そうと試みます。弱点なんてほとんどないので返り討ちなのですが・・・

ネタバレを避けるためここまでしか書けませんが、美亜は確かに成長していきます。ひとりじゃ戦えないんです。ラストシーンは涙します。というか、ラストの展開が上手すぎる。なんとなーく想像はつくんですが、そうくるかーーー、という。シナリオパワー。

いくつかエンドはがありますが、なんとか館を出ることに成功しても、

美亜「希望、は……」
 「……………」
 「わああああああああああああああああああああッッ!!」

心が壊れてしまうことも。。。。。

 


The following two tabs change content below.

ミュルミナ

オークさんです。 ergはシミュレーション系やRPG系を好みます。 どんなゲームも最後にはボテ腹しーんが欲しい派です。 ロープライスゲーや同人ゲーも好みます。