はるるみなもに!


神主の家系に産まれて家業を継ぐ気マンマンの主人公が、妹(神様)/神様成り立ての女の子/流しの神様/神様嫌いの女の子/幼馴染(人間)とイチャコラエロエロするお話です。

まず最初に、自分はこの「はるるみなもに!」という作品が嫌いでは無いという事を明らかにしておきたい。
というのも、この先で結構な不満点を述べてしまう事になるためです。

購入動機としては、数少ないブランド買い(メインの2ラインの作品のみ)の対象であるためです。
ムービーの出来も良かったですし、特典もイヤというほど付いていましたしね。
個人的に「かみぱに!」が好きだった、というのも期待する要因として大きかったかもしれません。

>>>ゲーム公式サイト

 

■テキスト・シナリオ・キャラクター
おそらく、当作で最も失敗しているのはシナリオやテキストによるキャラ立ての部分だと思い、項目を統合しました。
まず主人公ですが、日常シーンとHシーンでキャラが変わりすぎます。
日常シーンでは、病的なまでにストイックキャラである事が度々アピールされます(本当にアピールと言ってよい程前面に出てくる)。
それがHシーンに入ると一転、例えば明日海ルートでは初Hがお尻になるわけですが(この時点でもう雲行きがあやしいですが)、
「俺がこれから犯すかわいい穴、よく見せてくれ」
「スムーズなアナルセックスを行うために、指だけでなく舌も存分に使うつもりだ」
などという台詞を吐き始めます。(原文ママ)
さて問題です、日常シーンとHシーン、普通に考えて人間の本性が現れるのはどちらでしょうか。
そりゃ当然Hシーンでしょうね。
となると、この主人公は色々取り繕っているけれど、その実ドむっつりのベッドヤクザであるという事になります。
最初のルートでこれがわかってしまうと、その後全てのキャラ攻略時、日常シーンでストイック系であるとアピールされる度に「あー、はいはい」という気になります。
制作サイドとしては、Hシーンではエロく! というセールスポイントの強化を念頭に置いての方策なのでしょうが、上手くいったとは言いがたい結果となりました。

次にヒロインですが、不自然さでいちいち引っかかる箇所がいくつか。
古来より、キャラを立てるための特徴的な台詞・呼称・言い回し・語尾などは良く用いられてきました。
当作では水緒里の「うん。知ってる」、英麻の「たー(主人公のこと)」「みー(水緒里のこと)」がそれにあたるのですが、これがもの凄い存在感(悪い意味で)を放ちます。
前者は声優さんが一生懸命かわいらしさに昇華しようとしてくれているのがわかるですが、如何せん頻度が高すぎる事と、タイミングの悪さでボディブローのようにヘイトが貯まってゆきます。
後者に関してはもう、なんでこれにしたの? としか言いようがないのですが、音として聞いた時の流れの悪さに耐え難いものが。
あえて不自然な呼称にする事で親密さをアピールしようという狙いなのかもしれませんが、こちらも上手くいったとは言いがたい結果となりました。

加えて、今挙げた3名には幼馴染であるという共通点があります。
そのため、ゲーム開始前からお互いを知っていたわけですが、それによるお互いアゲが目に余るものがありました。
主人公は凄い、水緒里は凄い、英麻は凄い。
流石(主人公/水緒里/英麻)だな。
みたいな事が随所に出てきます。
しかし、こちらは何が流石なのかも凄いのかもわかりません。
この認識のズレも、キャラクターのマイナス印象を強める要素となったと思われます。

■ビジュアル
一部胸が大きすぎるキャラがいる(私個人の感想)以外は、背景やUIも含めて非常に素晴らしい出来です。
ヒロイン達は抜群にかわいらしく、Hシーンではアングルやポーズも含めてエロい。
ただ、性器周りやお腹や背中で特に、リアルになり過ぎない程度に肉付きや立体感の表現を強めているのは、個人的には良かったですが苦手な人もいるかも知れません。
当ブランドは下着のバリエーションやシミの表現などに気を配るという良い傾向があるので、そこも依然好印象。

ヒロイン達が神様であったりするので、必然その装飾はかなりのものになるのですが、それぞれきちんと描き込みがされており、手抜き感は有りません。
ビジュアル面では全てにおいて丁寧な作りであると言えるでしょう。

■音まわり
声の人の頑張りには目を見張るものがあります。
ヒロインの中では特に芽以が、ややもすると鬱陶しさが勝りそうなキャラクターなのですが、声の演技のおかげでカワイイと認識できる範囲に収まっています。
サブキャラでは、別院先輩の話し方がとても良いなぁと思いながらプレイしていたら、某キルミー的な何かを思い出したりしました。
OPムービーは、映像ではフィルターやエフェクトや背景模様で、曲調もサビあたりでどことなく和っぽさが織り込まれています。
当作の売りであるビジュアル面を十分に活かし、かつ雰囲気も出せている出来の良いムービーです。

■満足度
意外と言っては失礼ですが、日本の神というものに対して比較的まともに取り組んでいる作品で、少々驚きました。
とはいえ、あまりやりすぎるとすぐ暗くなるのがあの界隈の常なので、明るく持ち直せるラインを保っていたのはむしろ良かったと思います。
深刻な話は別の作品でやればよろしい。
最初に述べたとおり、個人的には嫌いじゃない作品です。
自分くらいのロートルになると、多少の粗は許せてしまうのです。指摘はしますが。
乗り越えてきたクソゲの山のおかげでしょうか。

とりあえず見た目と声は間違いなくカワイイので、それさえあれば色々許せるという方や、Hシーンの出来がよければあとはほぼスキッププレイでOKという人(中古なら安いので、これでも元は取れるかも)には間違いなくおススメです。

 

今小町先輩かわいい。


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めたすら

季節ゲー、田舎ゲー、雰囲気ゲーが好物。バカゲーは別腹。 無気力主人公は苦手。 予約購入したエロゲを写真で残す奇癖有り。(Twitterのモーメント参照)

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