一人だけレビューしてるゲームの年代が違う気がしてきた。
どうも、豚野郎です。別名使ってるわけじゃないんですが今更直すのも面倒だし。
■あらすじ
便利そうだけど、いまひとつ使えない超能力「DA」が認知された、ちょっとだけ未来のおはなし。
退学通告を受けた主人公・行平東吾は、転校先に「瀬戸際学園」を選んだ。DA研究施設を備えたこの学校を選んだ理由は、たまたま自分のDAの潜在値が高かったことと、学校案内に載っていた写真の女の子が気に入ったから。けれど実際に転校してみるとその女の子はいないわ、男子寮の自分の部屋は隣の女子寮の3人組が別荘代わりにしてるわ、学校では副担任の実験台にされるわのバタバタした毎日。
そんななか、彼は夢を見た。どこかの大きな屋根裏部屋に、あの学校案内の女の子がすわっている、実感のありすぎる夢。これは、本当に夢なのだろうか。(もう公式サイトないっぽいのでwikiから抜粋)
■シナリオ・テキスト
えーっとですね、ある程度老舗のエロゲーマーならねがぽじってゲームに聞き覚えありますよね。
そのねがぽじのライターさんのデビュー作、と言うと何かわかってもらえますでしょうか。
読んでて面白い日常会話などの上手いところはありますが、超能力ものなのに主人公が使える能力は最後まではっきりと説明はされないとか、そもそも作中の謎部分は大体あいまいなままで終わるとか、サブキャラの眼鏡さんだけジャンル間違えてないかとか不満はいくらでも出てきます。
でも何か気に入ってて、今でもたまにやってる。そんなお話。
好感度によって?キャラごとのお話に分岐していきますが、おおまかに3つのパターンに分かれます。
(真沙魚・深泉ルート)
多分このゲームのメインとなるお話。
最初に出会った時から好感度MAXくらいだった真沙魚の場合、落ち込む主人公とそこからの恋愛への過程に。
深泉の場合、主人公の夢の女性の謎とその顛末になっていきます。
どっちもなんとなく程度に謎は解明され、主人公の能力の謎もなんとなく程度にわかる、そんなお話。
(詩歩ルート)
一人だけ専用ルートですが、じゃあこの娘がメインヒロインなのかというとぜんぜんそんなことないから困る。
ねがぽじやったことある人には、何となくねがぽじイズムを感じることができそうな、そんなお話。
(由真ルート)
由真ルートと書きましたが上記の三人以外は全員この話からの顛末になりますので、共通ルートと書くのが正しいかも。
一番超能力ものっぽいお話。
(久人エンド)
ルートそのものは上記ルートと同じですが、悪友であるこいつのエンドは扱いとしてはバッドエンド。
なんですが、何でこの合理主義者が腐れ縁ということを差し置いてもなんだかんだで主人公の世話焼いてくれるのかが、
なんとなく程度にわかるエンドです。また、ある意味でこのエンドが深泉が選ばれなかった際の救済にもなってるのかなあと、そう思いました。
■エロ
ないと断言するのは無理があるが、エロいかと言われると難しい程度のエロス。
ただし、さっきも上で書いたサブキャラの眼鏡だけ何故か調教っぽい要素が加わってきます。何でや。
この娘だけエンディングでM奴隷みたいな描写になるし。
■ボイス
年代を考えると主人公や悪友やサブやモブの男性にまで声がついてるのは立派だと思います。
全員普通に上手く、やや癖がある詩歩でさえもそれがキャラのウザさをよく表していたかと。
■総評
何か前回も似たようなこと言いましたが、世界観と雰囲気が気に入ったなら損はしないと思う。そんな作品です。
ただ度々書いているように作中の謎がはっきりとわかることはないため、そういうのが嫌な人はモヤッとするかも。